公開・公式情報確認:2026年10月16日
まず知りたいこと
普通のタクシーでも、ケージやバッグに入れた小型犬と乗れる会社はあります。ただし、GOで配車できたことと、犬の同伴が了承されたことは別です。大型犬やバッグで過ごせない犬は、ペット専用の送迎サービスを先に比較しましょう。
うちの犬なら、どちらを選ぶ?
| 犬と移動の条件 | 最初に検討する方法 | 手配前に伝えること |
|---|---|---|
| バッグに全身が入り、中で落ち着ける小型犬 | ペット同伴を案内する一般のタクシー会社 | 犬の体重・頭数、バッグの大きさ、閉じた状態で乗ること |
| 大型犬・複数頭・大きなケージが必要 | ペットタクシー | 犬の体格、飼い主の人数、荷物、必要な乗車スペース |
| 歩行や車への乗り降りに手助けが必要 | 乗降補助に対応するペットタクシー | 自力で立てるか、階段の有無、補助者や担架などが必要か |
「ペットタクシー」は犬などの動物を運ぶことを主な目的にした送迎サービスです。一般のタクシーのペット歓迎車と同じ意味ではありません。飼い主が付き添えるか、何人まで乗れるかもサービスごとに確認します。
普通のタクシーは「会社の条件」を確認する
日本交通:ひざ上で抱えられる程度の小動物
東京の日本交通は、小型犬など、ひざ上で十分に抱えられる程度の小動物との乗車を案内しています。ケージやペット用キャリーバッグを用意する必要があります。「小型犬だから、抱っこだけで乗れる」という案内ではありません。
kmタクシー:ケージなどに入れ、安全運転を妨げないこと
kmタクシーは、小動物を旅行用のケージなどに入れ、車内を汚すおそれがなく、安全運転の妨げにならない場合に同乗できるとしています。犬の体重だけでなく、バッグの大きさや車内で静かに過ごせるかも伝えましょう。
ここで紹介した条件は各社の案内であり、全国のタクシーに共通する「○kgまで」という基準ではありません。旅行先や帰り道で別の会社を使う場合は、その会社で確認し直します。
盲導犬・介助犬・聴導犬などの身体障害者補助犬は、一般のペットとは扱いが異なります。この記事のバッグ利用の説明を、そのまま補助犬に当てはめないでください。
GOで呼べば、犬連れでも乗れる?
GOの通常の配車で、ペット同伴が自動的に保証されるわけではありません。GO公式ヘルプでは、動物と乗れるかはタクシー会社や乗務員の判断によって異なるため、希望する場合は最寄りのタクシー会社へ電話で相談するよう案内しています。
GOはタクシーを手配するアプリです。アプリの名前だけで同伴条件を判断せず、実際に運行する会社のルールを見ます。確認先は、公式ヘルプで案内されているアプリ内メニューの「タクシー会社」から地域を選んで探せます。
特に通院の予約など到着時刻が決まっている日は、先に会社へ犬の条件を伝え、どの方法で手配すればよいか聞くと確実です。配車後に事情が合わないと分かった場合は、キャンセルの扱いも確認してください。
バッグ・スリング・カートで確認すること
準備するのは、犬の全身を入れて閉じられるキャリーバッグやケージが基本です。クレートとは、扉の付いた箱型の犬用ケースのこと。顔を出すタイプのスリングだけで利用できるかは別なので、「抱っこひものような入れ物です」と形も伝えます。
- バッグ:幅・奥行き・高さを測り、犬を入れて閉じた状態で乗れるか確認。
- カート:犬が入る部分を外せるか、車体を折り畳めるかを伝える。人の荷物も含めて積めるか相談。
- 車内の置き場所:ケースが動かないようにできる位置と固定方法を、乗車前に相談。走行中に犬を出す前提にしない。
ペットシーツや拭き取り用品、汚れた物を入れる袋も手元へ。雨の日はバッグの底やカートの車輪を拭いてから乗ると、車内を汚しにくくなります。汚してしまったときは隠さずに伝え、清掃などの対応を確認しましょう。
大型犬・バッグなしなら、ペットタクシーを比較
普通のタクシーの条件に合わない場合でも、専用の送迎なら対応できることがあります。例えば東葛ペットタクシーは、飼い主の同乗や、歩けない大型犬の乗車補助について公式に案内しています。犬だけを送迎する場合はケージを使うとされており、人が一緒に乗る場合と条件が違います。
確認したいのは「大型犬可」という表示だけではありません。体重25kgでも、自力で乗れる犬と抱き上げが必要な犬では準備が変わります。玄関から車までに階段がある場合や、介助する人手が必要な場合は写真も添えて相談すると伝わりやすくなります。
ケージなしに対応するサービスでも、車内で自由に動き回らせる前提にはしません。犬用ハーネスなどの固定方法、飼い主が隣に座れるかを確認しましょう。病院への送迎に使う場合、診療や救急処置をする車ではないため、必要な移動方法は受診先にも相談してください。
料金は「片道の距離」だけで比べない
一般のタクシーでは、乗車する会社・地域の運賃に加え、迎車や予約、車種指定などの料金を確認します。ペットタクシーも会社によって計算方法が違うため、「専用だから必ず高い・安い」とは決められません。
PETTA東京の公式料金を使った計算例
公式案内は、お迎え料金880円から、基本料金2,200円に5kmまでを含み、6〜100kmは1kmごとに220円、待機は10分ごとに250円です。
仮にお迎え料金880円・片道10km・待機なしなら4,180円。計算は880円+2,200円+220円×5kmです。30分待ってもらうなら、この例では750円が加わります。
これは1社の条件を使った例で、相場や確定見積もりではありません。迎車場所、有料道路、往復の行程などで総額は変わります。
通院なら「診察中に待ってもらう往復」と「帰りは別に迎えに来てもらう方法」の両方を見積もってもらうと比較しやすくなります。診察の終了時刻が読めない場合は、待機料金の開始時点、延長、帰りの連絡方法まで聞いておきましょう。
予約時は、この内容をまとめて伝える
「○月○日の○時に、自宅から○○動物病院まで希望です。犬は1頭、5kgで、幅45×奥行き30×高さ30cmの閉じられるバッグに入れます。大人1人が同乗します。片道利用で、犬との乗車は可能ですか。迎車・予約料金を含む目安も教えてください」
数字は自分の犬と荷物に置き換えてください。大型犬なら、バッグの説明を「体重・体格・自力で乗れるか・必要な補助」に変えます。往復利用なら、帰りの予定と待機の希望も加えます。
予約の回答では、日時・乗降場所だけでなく、犬の条件が伝わっているか、同乗人数、概算料金、キャンセル条件を確認します。行きは乗れても帰りの車を確保できるとは限らないため、帰路の手配まで決めておくと、外出先で探し直す負担を減らせます。